10センチメートル☆ロマンス





 ――ていうか。




「蒼くん、自転車乗って先帰って?

 私に合わせなくていいから」



 蒼くんは自転車を引いて歩いてる。



 ……完璧私に合わせてるんだよね?


 自意識過剰じゃないよね?!




「……自意識過剰だよ」



 きーこーえーてーたぁー!


 手で口を塞ぎながらあたふたしてると、蒼くんが笑い始めた。



「ぷっ あははははっ!

 葵さんマジでおもしれぇ! くくっ」