10センチメートル☆ロマンス





「………」


「………」




 しばらくの沈黙の後、


「……葵さんもヤキモチ?」

「!」



 バッと見上げれば……


 やっぱり。

 ニヤリと口角上げながらほくそ笑む蒼くん。



 ―――だから小学生のする顔じゃないんだってば!




「……ねぇ、ヤキモチじゃないの?」



 顔を近づけながら問う蒼くんは、真っ赤な顔を見られたくなくて離れようとすると、許さないとばかりに腕を掴む。