10センチメートル☆ロマンス





「……違うんだ……」



 私は気落ちしながら下を向くけど――…


 思い出し、彼に向き直る。



「――蒼くんだって!

 さっき女の子の頭、撫でてたじゃない…っ」

「……は? そんなのいつ」

「さっき!テントの中でっ」



 蒼くんは自分でも忘れていたのか、そういえば……と、気づいた顔をしたけど大して気にしてない。



「あれはアイツが自分を責めるから、大丈夫だって意味でやったんだよ」

「ふ――ん」



 間髪入れずに相槌を打つけど、納得出来ない!