10センチメートル☆ロマンス





「……あ、の…」



 二段上に立ってるせいで、私を見下ろす形の蒼くん。



 どうしよう…。怒ってる。

 明らかに怒ってるよねぇっ?!



 顔を真っ赤にしながらアタフタする私を、ただ感情の無い顔で見る蒼くん。



 何て言ったらいいのか頭真っ白な私。


 目をキョロキョロしながら黙ってると、


「……怒ってないから、答えて」


 溜め息とともに、頭上から聞こえた蒼くんの言葉に再び涙がこみ上げる。