10センチメートル☆ロマンス





 祈るような気持ちで蒼くんを見る。



 細い手足を動かし必死に駆けていく蒼くんに、私はときめいて仕方無い。


 小学生かもしれないけど、私にはやっぱり“男の子”。








 今、青チームは一位で一つ目のポールを回った。


 そして二つ目のポールに差し掛かった時……



「――あっ!」



 一人の子がつまづき、四人みんな崩れるように倒れた。