10センチメートル☆ロマンス





 蒼くんの周りの子は興味津々でこちらを見るけど、蒼くんは完全に見る気配が無い。




『来なくて良いからね』



 確かに蒼くんは私に言った。


 ……あれは、来るなって事だったの?





「葵ちゃん!

 次は蒼ちゃんの番よ!」


 ママさんの声に、ボーッとしていたのだと気付いた。


 慌てて青チームを見ると、丁度バトンタッチして蒼くんが竹を持った所だった。



 ――蒼くん頑張ってっ!