「蒼ちゃ〜〜〜〜んっ!」 ママさんが一際大きな声で蒼くんを呼ぶと、集団の中の蒼くんは、眉間にしわを寄せながらこちらを見た。 そして、私を見つけると目を見開き、動きが止まった。 私は顔が赤くなるのを感じながら蒼くんに手を振ると、蒼くんのクラスの子も私に気付いて手を振る。 蒼くんにニヤニヤしながら話しかけたりする子も居た。 蒼くんは彼らを無視してもう一度こちらを見ると…… 無表情のまま背を向け、その場に体育座りをした。 .