「あぁ〜〜っ! ダメよぉ?惚れたら! あおい君は私の旦那様なんだからねっ!」 頬を膨らましてパパさんに抱きつきながら怒るママさんに、早紀ちゃんと私は笑ってしまった。 「葵ちゃんのお友達なんだね。 初めまして。都築 蒼です。 彼女は奥さんの美和。仲良くしてあげてね?」 黒縁メガネの向こうの暖かい微笑みに、早紀ちゃんは小さくはい、と応えた。 「あっ! 次よ、蒼ちゃんの競技♪」 さっきの2年生の子達とは明らかに違う、体の大きい子が入場門に集まってきていた。 .