10センチメートル☆ロマンス




 すでに自信を無くしてうなだれる私に、職員テントからプログラムを貰ってきた早紀ちゃんが、


「ねぇ、蒼くんて5年生だよね?
 次の次で何かやるみたいよ?」


「……うそっ?! それは絶対見なきゃっ」



 早紀ちゃんからの情報に、一気にテンションが上がった私は、見やすい場所を一生懸命探す。




「――あそこ!

 とりあえず、あそこに行こ?」



 校舎を背に職員テントと放送部らしきテント。

 その前にグランドがあり、グランドの向こう側が生徒の居る場所。両サイドは保護者の応援席になっていた。



 私たちは左側保護者席の後ろにある、プールの段差に上がり校庭を見た。



 う〜ん……それでも見づらいな。