すでに自信を無くしてうなだれる私に、職員テントからプログラムを貰ってきた早紀ちゃんが、
「ねぇ、蒼くんて5年生だよね?
次の次で何かやるみたいよ?」
「……うそっ?! それは絶対見なきゃっ」
早紀ちゃんからの情報に、一気にテンションが上がった私は、見やすい場所を一生懸命探す。
「――あそこ!
とりあえず、あそこに行こ?」
校舎を背に職員テントと放送部らしきテント。
その前にグランドがあり、グランドの向こう側が生徒の居る場所。両サイドは保護者の応援席になっていた。
私たちは左側保護者席の後ろにある、プールの段差に上がり校庭を見た。
う〜ん……それでも見づらいな。
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