10センチメートル☆ロマンス





 名前を聞いただけで更に紅くなる私。


 目をキョロキョロしながらも、小さく頷く。



 なんだかイケない事してるみたいで堂々と言えない。

 しかも、私の恋心までバレてる気がして……落ち着かないよぉ!




「ふうん……」


 佐伯くんはそのまま黙り、私はこの空気に耐えられなくてこの場を逃げようとしたら。



「葵〜 蒼くんて誰?」




 早紀ちゃんが私の後ろからひょっこり顔を出し、ニヤニヤしながら私に聞いてきた。



 ―――ヤバいっ!


 まだ早紀ちゃんには何にも言って無いのにぃ〜〜〜っ!