10センチメートル☆ロマンス





「あ……ごめん。
 夕方なら大丈夫だけど、お昼はちょっと」


「何か用あるの?」



 佐伯くんは笑顔で聞いてくる。



「用っていうか――…」



 なんて言おう……。



 実は今週の日曜日は蒼くんの学校の運動会。


 ……正直に言っちゃおうかな…?




「友達の、運動会……なんだ。

 だから日中は厳しいかな……」



 真っ赤な顔を隠す為に顔を下に向けた。




「……友達、ね。

 それって、あの子?
 確か蒼くん……だっけ?」