10センチメートル☆ロマンス





 ヤキモチ…かな…?きっと。



 嬉しくて真っ赤な顔で下を向いてた私には分からなかったけど。


 蒼くんだけじゃなく、佐伯くんも鋭い目で蒼くんを見てた。




「友達……ね」


 小さな声で呟いた佐伯くんの言葉は、私には聞き取れなくて。


「え?」

「いや。仲良いんだな。

 よろしくね、蒼くん?
 俺、月島のクラスメイトで佐伯 健吾っていうんだ」


 ニッコリ笑って蒼くんに手を差し出した。



「……都築 蒼です」



 握手をする二人に、何だかおかしな空気を感じて気持ち悪い。