10センチメートル☆ロマンス





「……佐伯くん」



 佐伯くんが片手を挙げながら近付いてくる。



 ……蒼くん、あからさまに眉間にシワが…。




「久しぶり! 宿題まだ終わらないのか?」

「ううん。宿題はもう終わってるよ」

「そっか…」


 座ってる私の横に立ち、隣の蒼くんに視線を向けた佐伯くん。




「なぁ……その子、やっぱり親戚の子か何か?」

「あ…、えっ、と……」



 睨んでるっ

 めちゃくちゃ睨んでるよ!蒼くんっ



「とっ友達……に、なったの」