「蒼くん、何か読みたい本あるの?」 「特には。ただ、この空間が好きなんだ。 でも、少し本も探すつもり」 そう言って荷物を席に置き、本棚へ向かった。 私、邪魔かな……。 そんな考えが私の頭に浮かんだ時。 「すぐ戻るから待ってて?」 一瞬振り返った蒼くんはそう言って、スタスタ行ってしまった。 ……私、一緒に居ていいんだ。 何ともいえない気持ちに、私はどうしたらいいのか分からず。 机に突っ伏して、目を閉じた。 .