虹 ~ホントの私って~

ゆうたさんは
優しく微笑むと
洗い立てのタオルで
私の涙をふいてくれた

まるで、年の離れた
妹に接するように
「ごめんな。直ちゃん
それだけ思ってるなら大丈夫だな
知らなくていい事だってあるのに、おれが。大人げなかった」

って、柔らかい表情で、優しくつぶやいた