「でも、こんな小さな石じゃ、大したパワーなんてなさそうですけどね~」

 もうひとりの娘が、サービス品として色々な石を雑居状態詰めて置いた木箱の中から直径2cm程のパワーストーンのタンブル(小石)をつまみあげ、その石を透かして見つめながら云った。

 その石は、淡いピンク色のローズクォーツだった。

 アイは、その娘に近寄り、娘の指からローズクォーツを受け取り、左手の平に乗せ、右外の平をその石に優しくかざして、パワーを注いだ!

 「あっ、なんかちょっと輝きが増したような気がする!、見て見てサヨちゃん」



 さっき、ローズクォーツを手にしていた方の娘が、連れの娘へ呼びかけた。