その後、少し気分が善くなった私は星くんと人通りの多い場所を避けて散歩をした。
駐車場でお参りしてきたこっちゃんとかずちゃんと合流すると、4人で再び星くんの車でかずちゃんの家に帰宅。
「おかえりなさい。今1階におばさんたち来てるから、着替えとかは2階でお願いね。」
かずちゃんのお母さんがたくさんのお茶菓子と湯飲みを乗せたお盆を持ちながら出迎えてくれた。
とりあえずいつものかずちゃんの部屋に行くことに。
「私おばさんに挨拶してくるから、先に部屋行ってて。」
「おぅ。かずさ、トイレ借りていい?」
「どうぞー。」
私とこっちゃんがお邪魔しますと玄関から上がると、かずちゃんは私たちが着付けしてもらった部屋に向かって行った。
そしてかずちゃんはお手洗いへ。
「きなこは先にかずさの部屋いってていいぞー。ただしその格好で階段から落ちるなよ。」
「そんなドジはしないもんっ!」


