「はー、めちゃくちゃ笑ったわ。本当にこっちゃんの言う通り、きなこちゃんは可愛いね。その彼が惚れるのもすごくわかるよ。」
「なんか他の男に取れれるってのも悔しいなー。なんならうちのお嫁に来てほしい。」
言いたい放題言われる2人の言葉に理解が追いつかないよ。
「きなこちゃんは自分で気づいてないのかもしれないけどさ、きっともう彼のことが好きなんじゃない?」
「えっ!?」
せっかく火照りが冷めた顔にかずちゃんの言葉に再び熱が戻ってくる。
「大体、モテる彼を見た後の映画が楽しくなかったとか、絶対嫉妬だろ?」
「し、っと?」
さらにこっちゃんまで。
「もうひとつ言うと、好きかって聞かれて縦に首を振れないのはただ照れてるからだろ??」
「て、照れて...っ。」


