病み系男子



手の中のピアスを、もう一度見る。

・・・・・・・・・ピアス、か・・・・・・・・。


「・・・・・えっと・・・・・」


私が迷っているのを察したのか、店員さんはニコリと微笑んで


「こちらはタイガーズアイと呼ばれていて、金運、仕事運のパワーストーンとして知られています。」


と、ピアスについての説明を始めた。


「魔除けとしても十分なもので、邪気を払ってくれるそうです。」


邪気・・・・・・・


その言葉に少し反応をする。


・・・・・・希彩の、あの私に対する狂信的な行動もマシになるのかな。

あれ、ある意味邪気で満ちてるし。←


「・・・・・・・」


ピアスを、また光に翳してみた。


本当に、希彩の髪の毛みたい・・・・・。

でも、タイガーズアイ、と呼ばれているんだから、そう考えると確かに希彩の瞳にも似ている。

色素の薄い茶色で、光に当たると金色に瞬く。


ピアスなら、仕事にも邪魔にならないよね・・・・・。



「・・・・・・これにします。」


「ありがとうございます。お包み致しますか?」


「はい。」


「かしこまりました。では、お包みができましたらお呼び致します。」



プレゼント、決定。