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「・・・・・ん~・・・・・」
ショーウィンドウの中を覗き込みながら頭を捻る。
・・・・・・・いざ、買いに来てみたものの・・・・・
「・・・・・・・全く分かんない。」
希彩のプレゼント選びに、絶賛苦戦中なのです。
思えば私、希彩の好きなものとか好きな色とか全然知らない。
前に、誕生日と血液型、職業とか基本的なことなら聞いたけど・・・・・
・・・・・もっと聞いとくんだった。
社会人ならやっぱりネクタイとかかな・・・・・・
そう思った時、ふとあるものが目に入った。
「いらっしゃいませー。」
そこはアクセサリーショップ。
アクセサリーは関係ないと思ってたけど・・・・・
店内の中を進んでいき、ショーウィンドウから見た、あるものの前で立ち止まる。
「・・・・・・・ピアス・・・・・」
希彩の髪の毛と同じ、薄い茶色の石が埋め込まれたピアスだ。
手にとって光に当ててみる。
光に当たると、その石は金色に輝いた。
石の周りを銀の細工で包まれていて、上品に纏まっている。
一目見た瞬間、まるで希彩みたいだと思った。
「お気に召しましたか?」
突然、一人の女性店員さんが話しかけてきた。
「・・・・・あ、えっと・・・」
「こちらは一応男性用となっておりますが。プレゼントですか?」
