十五の石の物語

いつの間にか、あたりはもう薄暗く、夕方近くになっていた。
朝からわずかばかりのビールしか飲んでいなかったことを思い出した途端、私は空腹を感じた。
あたりを見渡し、私は居心地の良さそうなカフェを見つけると、そこに立ち寄って軽い食事を摂った。
さらに運の良いことに、私はその店でここから南に下った町外れに、以前、行商を行っていた老人が住んでるという話を聞きこんだ。

私は早速その老人に話を聞いてみることにした。
この時間なら、まだ訪問しても大丈夫だろう。
ふと、サリーのことが頭をよぎったが、どうせまだ酒場で飲んだくれているのだろうと予想は付いた。



(……好きにするが良い。)

私は一人で老人の家を訪ねることにした。
カフェの店員に教えてもらった通りに進む。
一本道だから迷うことはなかったが、その場所は考えていたよりも遠かった。
私が老人の家に着いた頃には、あたりはすっかり暗くなっていた。