十五の石の物語

「私もそうだと思うのです。そして、もう一つには……」

「何かあるのか?」

「…はい…実は…
あの魔石のことなのですが……
魔石はあの一つだけではなかったのです…」

「なんと…!
あんな石が他にもまだあるというのか!?」

「えぇ…まだ詳しいことはわかってはいないのですが、他にもあるということは残念ながら間違いないようなのです。」

「……それでは、まさか……君はその石を……」

「……えぇ。
私は祖母から受け継いだ力をもっと強いものにし、あなたのように魔石に苦しめられる人を…そして、魔石となってしまった石を助けてやりたいのです。」

「………!
君は、そんな危険なことを考えていたのか…」

「……私の持つ力には、きっと意味がある。
そんな風に感じるのは間違いなのでしょうか…?」

「いや…きっと、君の言う通りだろう……
しかし……私は君のことが心配だ。」

「私なら大丈夫です。」

ヴェールは頷き、穏やかに微笑んだ。



「……君は本当に強くなったな…」

「だとしたら、それはあなたやサリーさんのお陰ですよ。」

「レヴ、ヴェール!
ジネットが帰ってきたよ!」

サリーがジネットの帰りを小声で知らせ、私達の会話はそこで終わった。