サリーとヴェールは各々の持ち場で、満月の下で目を凝らし光の途が現れるのを待った。
「あ!あれは…!!」
ヴェールの呼子が暗い闇の中に響き渡る。
その音を聞きつけ、息をきらしたサリーが駆けつけた。
「サリーさん、あそこです!」
ヴェールの指差す先には、光の途が優しい光を放っていた。
まるで二人を誘うように……
「ヴェール、行ってみよう!」
二人は光の途をゆっくりと進んで行く…
二人が光の途を歩くのは、もう三度目のことだ。
いつ見ても幻想的なその光は、歩を進めると共にその輝きを増していった。
やがて、しばらく進むと二人の前に空気のゆらめきが現れた。
(……神様…!
おねがいだ!どうか今度こそ、彼らに会わせて!!)
いつもより強い祈りを込め、サリーはゆらめく空気の中へ飛びこんだ。
ヴェールもすぐにその後を追う。
目の眩むまばゆい光に包まれ、二人が飛び出した所の風景は一転していた。
「あ…あ…あ……」
サリーが言葉にならない声を漏らした。
サリーの目に映ったものは今までの二つの森の民の村とはほんの少し違った光景……
遠く小さな灯りが灯っていたのだ。
「サリーさん!!あれは……!」
「ヴェール!間違いないよね!
あれは家の灯りだよね!」
サリーの声は興奮で上ずる。
「行ってみましょう!」
「行くって…ヴェール、こんな遅くにいきなり行って大丈夫なのかい?」
「そんなことは行ってみなけりゃわかりませんよ!」
「ヴェール…!」
ヴェールは後ろも振り返らずに、家の方へずんずんと進んで行く。
家に近付くごとに、小さな明かりは間違いなく家の中に灯されたものだとわかった。
「ヴェール、ついにみつけたんだね!やっと……
あぁ…一体どんな人達なんだろう…大丈夫かな…」
サリーはまるで熱に浮かされたように一人で話し、ヴェールは、それには何も答えずただ前だけを向いて歩いて行く。
しばらく歩くと、二人はついに一軒の家の前に辿り着いた。
息を飲むサリーの前で、ヴェールは躊躇いもせずにその扉を叩いた。
「あ!あれは…!!」
ヴェールの呼子が暗い闇の中に響き渡る。
その音を聞きつけ、息をきらしたサリーが駆けつけた。
「サリーさん、あそこです!」
ヴェールの指差す先には、光の途が優しい光を放っていた。
まるで二人を誘うように……
「ヴェール、行ってみよう!」
二人は光の途をゆっくりと進んで行く…
二人が光の途を歩くのは、もう三度目のことだ。
いつ見ても幻想的なその光は、歩を進めると共にその輝きを増していった。
やがて、しばらく進むと二人の前に空気のゆらめきが現れた。
(……神様…!
おねがいだ!どうか今度こそ、彼らに会わせて!!)
いつもより強い祈りを込め、サリーはゆらめく空気の中へ飛びこんだ。
ヴェールもすぐにその後を追う。
目の眩むまばゆい光に包まれ、二人が飛び出した所の風景は一転していた。
「あ…あ…あ……」
サリーが言葉にならない声を漏らした。
サリーの目に映ったものは今までの二つの森の民の村とはほんの少し違った光景……
遠く小さな灯りが灯っていたのだ。
「サリーさん!!あれは……!」
「ヴェール!間違いないよね!
あれは家の灯りだよね!」
サリーの声は興奮で上ずる。
「行ってみましょう!」
「行くって…ヴェール、こんな遅くにいきなり行って大丈夫なのかい?」
「そんなことは行ってみなけりゃわかりませんよ!」
「ヴェール…!」
ヴェールは後ろも振り返らずに、家の方へずんずんと進んで行く。
家に近付くごとに、小さな明かりは間違いなく家の中に灯されたものだとわかった。
「ヴェール、ついにみつけたんだね!やっと……
あぁ…一体どんな人達なんだろう…大丈夫かな…」
サリーはまるで熱に浮かされたように一人で話し、ヴェールは、それには何も答えずただ前だけを向いて歩いて行く。
しばらく歩くと、二人はついに一軒の家の前に辿り着いた。
息を飲むサリーの前で、ヴェールは躊躇いもせずにその扉を叩いた。



