「やっぱり、ここと南の森はほとんど同じ作りになってるんだね。」
「そのようだな。」
「じゃ、ここを抜けたら外に出るはずだね。」
身をかがめ、私達は洞窟の中へ入る。
暗い洞窟は人一人がやっと通れる程の狭さだ。
壁に手をつけながら慎重に進んでいくと、やがて真っ暗で何も見えなかった洞窟の中で、不意にサリーの短い叫び声が上がった。
「サリー?」
返事はなく、そのことでサリーがゆらめきの中に入ったことを悟った。
私達もすぐにサリーの後に続く。
「ここもやっぱり同じだよ。」
私が外に出るとそこはまた背の高いブッシュにすっぽりと覆われた場所だった。
すぐにヴェールも現れて、私達はブッシュを掻き分けながら、外へ進んだ。
「レヴ…この音、なんだろう?」
「近くに滝があるのではないだろうか?」
「滝……?あ!あれ、見て!」
サリーの指差す先には大きな滝があった。
「わぁ!あたし、あんな大きな滝は見たことないよ!
ねぇ、せっかくだから見ていこうよ。」
「サリーさん、まずは町に戻って……」
「そうだな…行ってみよう。」
ヴェールは、きっと私の体調を考え、町に戻ろうと言おうとしたのだ。
だが、それに従えば私が酷く疲れていることを悟られてしまう。
だから、私はあえて滝に行こうと答えた。
滝へは思ったよりも時間がかかった。
すぐ近くに見えたのに、実際はそれほど近くはなかったのだ。
私の疲労の度合いは限界に近かった。
「……とても美しい所だな…」
私は平静を装った。
水量はそれほどはないが、高さがあるためか水しぶきが霧のようにたちこめている。
緑色の滝壺は、かなりの深さがあることを感じさせた。
「まるで、龍でも住んでいそうな滝壺だな。」
「……龍?」
「知らないのか?
東洋の伝説の生き物だ。
ドラゴンみたいなものだな。」
「あぁ…確かにそうだね。
そんなのがぬーっと現れそうな雰囲気あるね。」
水面はとても穏やかだが、深く碧い滝壺は、そんなことを想像させる神秘的な美しさをしていた。
私達は魅入られたようにしばらく黙って滝を眺め続けた。
「そのようだな。」
「じゃ、ここを抜けたら外に出るはずだね。」
身をかがめ、私達は洞窟の中へ入る。
暗い洞窟は人一人がやっと通れる程の狭さだ。
壁に手をつけながら慎重に進んでいくと、やがて真っ暗で何も見えなかった洞窟の中で、不意にサリーの短い叫び声が上がった。
「サリー?」
返事はなく、そのことでサリーがゆらめきの中に入ったことを悟った。
私達もすぐにサリーの後に続く。
「ここもやっぱり同じだよ。」
私が外に出るとそこはまた背の高いブッシュにすっぽりと覆われた場所だった。
すぐにヴェールも現れて、私達はブッシュを掻き分けながら、外へ進んだ。
「レヴ…この音、なんだろう?」
「近くに滝があるのではないだろうか?」
「滝……?あ!あれ、見て!」
サリーの指差す先には大きな滝があった。
「わぁ!あたし、あんな大きな滝は見たことないよ!
ねぇ、せっかくだから見ていこうよ。」
「サリーさん、まずは町に戻って……」
「そうだな…行ってみよう。」
ヴェールは、きっと私の体調を考え、町に戻ろうと言おうとしたのだ。
だが、それに従えば私が酷く疲れていることを悟られてしまう。
だから、私はあえて滝に行こうと答えた。
滝へは思ったよりも時間がかかった。
すぐ近くに見えたのに、実際はそれほど近くはなかったのだ。
私の疲労の度合いは限界に近かった。
「……とても美しい所だな…」
私は平静を装った。
水量はそれほどはないが、高さがあるためか水しぶきが霧のようにたちこめている。
緑色の滝壺は、かなりの深さがあることを感じさせた。
「まるで、龍でも住んでいそうな滝壺だな。」
「……龍?」
「知らないのか?
東洋の伝説の生き物だ。
ドラゴンみたいなものだな。」
「あぁ…確かにそうだね。
そんなのがぬーっと現れそうな雰囲気あるね。」
水面はとても穏やかだが、深く碧い滝壺は、そんなことを想像させる神秘的な美しさをしていた。
私達は魅入られたようにしばらく黙って滝を眺め続けた。



