十五の石の物語

「レヴさん、あれを!」

ヴェールの指差す場所には、ほのかな光に包まれた途が現れていた。



「行こう!」

私達は光の途を歩き始めた。
ほのかな光は歩いているうちにだんだんとその明るさを増していく…
二度目のこととはいえ、その幻想的な光景は私達を夢か現実かと戸惑うような不思議な感覚に誘う。

しばらく歩くと、私達の目の前に空気のゆらめきが現れた。



「では……行こうか…」

私達は躊躇なく順番にゆらめきの中へと飛びこんで行く……




南の森の時とまるで同じだった。
一瞬、目の眩むようなまばゆい光を感じ、そして再び目を開けた時には回りの景色は一転している。



「やっとみつけたね!」

「あぁ……」

「これからどうしましょう?
やはり朝まで待ちますか?」

「そうだな。
……夜中に外から人間が来たとなると彼らを怯えさせてしまうかもしれない。
すぐに訪ねたい気持ちはは山々だが、今夜はこのあたりで夜が明けるのを待つことにしよう。」

ヴェールは、ゆっくりと頷いた。



「そうですね…
すべては明日の朝からですね。」

「ここまで来たら、もう慌てることはないさ。
それにしても、ここは南の森にそっくりだね。」

サリーは感心したようにそう言って、あたりを見渡す。



(ここが森の民達の東の村……ついにみつけたな。
ここに彼らはいるのか?!
それは明日になればわかること。
……今夜はゆっくり休むことにしよう。)