十五の石の物語





やがて、あたりが闇に包まれると、空には三人の待ち焦がれていた丸い月が浮かび上がった。



「では、いつものように、もし光の途をみつけたら、笛を吹いて連絡するようにしよう。
サリーはそちらへ、ヴェールはあちらを頼む。
私はこちらを探してみる。」

三人は各方向へ別れて走り出し、目をこらして持ち場を注意深く見回った。



「あ、あれは……!」<



月が真上に高く上がった頃、ヴェールは目の前にあの光の途に、思わず声を上げた。

息詰まるような緊張感とにわかに速くなる鼓動……ヴェールは大きく息を吸い込み、力一杯呼笛を吹いた。
かん高い笛の音が闇の中に響き渡り、レヴとサリーは笛の意味を悟り、ヴェールの元へと急ぐ。