十五の石の物語





あたりが暗くなってもサリーはランプを持って、ひたすらに星の石を探し続けた。



(私は諦めないよ。
きっと、あるはずだもの……)



やがて、食事がすみ、レヴとヴェールが眠りに就いたのを確めると、サリーは一人こっそり起き出して、再び石を探し始めた。



(……願いが叶う星の石…
絶対にみつけなきゃ!絶対に……!!)