次の朝、私達はでかけることをジネットに伝えた。
「では、ジネットさん、数日程留守にしますが、よろしくお願いします。」
「わかりました。
どうぞ、皆さん、お気をつけて。」
星の石の山へはそう遠くはないようだった。
だが、険しい山であることと、特にたいしたものがないため訪れる人はほとんどいないらしい。
歩き出してすぐに、私達はそれが事実だと理解した。
人が通れるような道がほとんどないのだ。
この山がまだ賑わってる時は、もう少し歩きやすい道もあったのだろうが、今では至る所を様々な植物に覆われ、どこが道だったのかさえわからない有り様だ。
ほんの少し進んだだけでも息があがる。
険しい山であることは間違いないが、私の疲労は激しく、全身から吹き出す大量の汗にまみれていた。
「レヴさん、大丈夫ですか?」
「……あぁ…大丈夫だ…」
その言葉とは裏腹に、私の口から飛び出したのはとても力のない声だった。
ヴェールは私に肩を貸してくれた。
「すまないな…迷惑をかけて……」
「とんでもありません。
もう少しで拓けた場所に出ます。
そこで少し休んでいきましょう。」
拓けた場所に着くと、私はその場に倒れこんだ。
ヴェールが私に水を飲ませてくれた。
水を飲んでもなかなか息が整わない。
「レヴ、大丈夫かい?」
「あぁ…心配をかけてすまない。
どうやら昨夜から少し体調が良くないようだ…」
私にはそう言うしかなかった。
そう思いたい気持ちも強かった。
魔石のせいだとは考えたくなかったのだ。
しばらく休んでいると、容態もようやく落ち着き、私はほっと胸を撫で下ろした。
「では、ジネットさん、数日程留守にしますが、よろしくお願いします。」
「わかりました。
どうぞ、皆さん、お気をつけて。」
星の石の山へはそう遠くはないようだった。
だが、険しい山であることと、特にたいしたものがないため訪れる人はほとんどいないらしい。
歩き出してすぐに、私達はそれが事実だと理解した。
人が通れるような道がほとんどないのだ。
この山がまだ賑わってる時は、もう少し歩きやすい道もあったのだろうが、今では至る所を様々な植物に覆われ、どこが道だったのかさえわからない有り様だ。
ほんの少し進んだだけでも息があがる。
険しい山であることは間違いないが、私の疲労は激しく、全身から吹き出す大量の汗にまみれていた。
「レヴさん、大丈夫ですか?」
「……あぁ…大丈夫だ…」
その言葉とは裏腹に、私の口から飛び出したのはとても力のない声だった。
ヴェールは私に肩を貸してくれた。
「すまないな…迷惑をかけて……」
「とんでもありません。
もう少しで拓けた場所に出ます。
そこで少し休んでいきましょう。」
拓けた場所に着くと、私はその場に倒れこんだ。
ヴェールが私に水を飲ませてくれた。
水を飲んでもなかなか息が整わない。
「レヴ、大丈夫かい?」
「あぁ…心配をかけてすまない。
どうやら昨夜から少し体調が良くないようだ…」
私にはそう言うしかなかった。
そう思いたい気持ちも強かった。
魔石のせいだとは考えたくなかったのだ。
しばらく休んでいると、容態もようやく落ち着き、私はほっと胸を撫で下ろした。



