「預言者シャルロ?
まさか…君はシャルロに会って来たのか!?」
サリーは小さく頷いた。
やはり、サリーは気付いていたのだ。
私の様子がおかしいことに。
そして、その理由にも気付いたのだろう。
「そうだったのか……」
ここまで来ては、もうヴェールにも隠しておくことは不可能だと観念した。
「ヴェール……元はといえば、私はこの指輪の代金を支払うために家を出た。
この指輪をくれた老人は代金を受け取らずに、去ってしまったのでな。
今思えば、あの老人はこれが悪い石だということを知っていたのだろうな。
やがて、この石が悪いものだとわかり、西の塔の魔女というご婦人が十字架を探せと助言してくれた。
十字架を探し、流れに逆らわずに進むことで何かの解決策がみつかると教えて下さったのだ。
そして、十字架の導きにより君に出会い、この石のことよりも森の民を探すことが重要に思えて来た。
この石も特に何の変化ももたらさず、私はこの石がそんなに悪いものだとは思えなくなっていたのだ。
ところが、先日、シャルロさんの所に行き、またこの石のことを言われてしまった。
この石はとんでもなく悪い石だということを…
いや、そんなことはない。
万一そうだったとしても、いざとなればこんな石、捨ててしまえば良いだけの話だ。
……私はそう思ったのだ。
そして、ふと指輪をはずそうとしたら……」
「……はずれなかったんだね…」
私は、ゆっくりと頷く。
「そうなのだ…
思い付くことはいろいろと試してみた…
しかし、まるで指輪と指が一体になっているかのようにぴくりとも動かぬのだ…
ついにはナイフで指輪と指の間を切ってみようとしたのだが…
…それも無駄なことだった…」
「当たり前さ……
シャルロが言ってたけど、魔石ってやつは、たとえ叩き潰そうが深い谷底へ投げ捨てようが、目的を遂げるまでは必ずまた戻って来るんだってさ…
だから、あんたがたとえ指輪ごとその指を切り落とした所で、その石はきっとまた戻って来るのさ…」
「ま、魔石とは、そんなに怖ろしいものなのですか…!」
ヴェールは、青ざめた顔で私の指輪をみつめた。
まさか…君はシャルロに会って来たのか!?」
サリーは小さく頷いた。
やはり、サリーは気付いていたのだ。
私の様子がおかしいことに。
そして、その理由にも気付いたのだろう。
「そうだったのか……」
ここまで来ては、もうヴェールにも隠しておくことは不可能だと観念した。
「ヴェール……元はといえば、私はこの指輪の代金を支払うために家を出た。
この指輪をくれた老人は代金を受け取らずに、去ってしまったのでな。
今思えば、あの老人はこれが悪い石だということを知っていたのだろうな。
やがて、この石が悪いものだとわかり、西の塔の魔女というご婦人が十字架を探せと助言してくれた。
十字架を探し、流れに逆らわずに進むことで何かの解決策がみつかると教えて下さったのだ。
そして、十字架の導きにより君に出会い、この石のことよりも森の民を探すことが重要に思えて来た。
この石も特に何の変化ももたらさず、私はこの石がそんなに悪いものだとは思えなくなっていたのだ。
ところが、先日、シャルロさんの所に行き、またこの石のことを言われてしまった。
この石はとんでもなく悪い石だということを…
いや、そんなことはない。
万一そうだったとしても、いざとなればこんな石、捨ててしまえば良いだけの話だ。
……私はそう思ったのだ。
そして、ふと指輪をはずそうとしたら……」
「……はずれなかったんだね…」
私は、ゆっくりと頷く。
「そうなのだ…
思い付くことはいろいろと試してみた…
しかし、まるで指輪と指が一体になっているかのようにぴくりとも動かぬのだ…
ついにはナイフで指輪と指の間を切ってみようとしたのだが…
…それも無駄なことだった…」
「当たり前さ……
シャルロが言ってたけど、魔石ってやつは、たとえ叩き潰そうが深い谷底へ投げ捨てようが、目的を遂げるまでは必ずまた戻って来るんだってさ…
だから、あんたがたとえ指輪ごとその指を切り落とした所で、その石はきっとまた戻って来るのさ…」
「ま、魔石とは、そんなに怖ろしいものなのですか…!」
ヴェールは、青ざめた顔で私の指輪をみつめた。



