十五の石の物語

「そうだが…
あんた、視てもらいにきたんじゃないのか?」

「アベルの知り合いで、石に詳しいシャルロさんだよね?」

「ああ、その通りだ。
こいつは珍しいこともあるもんだな。
またアベルの関係かい。」

「また…ってことは、やっぱりレヴはここに来たんだね?」

「あぁ、数日前に来たよ。
あんた、レヴさんの知り合いかい?」

「その時のことをちょっと教えてほしいんだよ。」

「え……?あの時のことを…?」

サリーは、シャルロが戸惑っているのを感じた。



「心配しなくて大丈夫さ。
私はレヴといっしょに旅をしてる者なんだから。
レヴからも聞いてるよ。
この前、あんたから聞いたのは森の民の村についての話で、あんたが森の民は北極星を中心に十字に四ヶ所あるって教えてくれたんだよね。」

「いかにもその通りだ。
しかし、それ以外に何を知りたいんだね。
それに、なんでレヴさんが来ないんだ?」

「それがさぁ……
あの日から、レヴの様子がおかしいんだよ。
まるで気がぬけたようになって、食べるものもろくに食べないんだ。」

「もしかすると魔石のことか…?」

「魔石!?まさか、レヴのアマゾナイトのことかい?」

「その通りだ!
ここではなんだな。
奥でゆっくり話すとしようか。」

そういうと、シャルロはサリーを扉の奥の部屋に通した。