十五の石の物語





次の日の朝…



「あら?
サリーさんは?」

サリーは朝食を済ませると、不意に姿を消した。



「あ…サリーさんなら、しばらく一人でこのあたりを見て回ってくるとおっしゃってましたよ。
最近、ずっと団体行動だったから、たまには一人で行動されたいのだそうで…」

「…好きにさせてやれば良い…
ジネットさんもヴェールも、私に遠慮はいらないですよ。
行きたい所があれぱ行かれると良い。
私は…今日は部屋でゆっくり休むことにします。」

昨日のことがまだ心にひっかかっているのか、朝からどうも気分が良くなく、朝食もほとんど喉を通らなかった。



「ヴェールさんは今日はどうされるのですか?」

「まだ決めてはいませんが…
どうしましょうね…」

「二人で、町の中を見て来たらどうだ?」

「……そうですね。では、ジネットさん、そうしましょうか…」

「ええ……」