十五の石の物語

シャルロの住む町は海沿いの小さな町だった。
町の近くには白い浜辺が広がっている。



「これはちょうど良い。
私はシャルロさんに話を聞いてくるから、君はこのあたりで時間を潰していてくれるだろうか?
海にでも連れていけば、彼女達も気が紛れるかもしれない。」

「私も海を見るのは初めてなんですよ。」

「そうか。
ならば、楽しめるかもしれないな。
話が終わったら…そうだ。
あそこの店で落ち合うことにしよう。」

私は目についた白い屋根のカフェを指差した。



「わかりました。では、よろしくお願いします。」

「こちらこそ。
では、二人のことをよろしく頼む。」

ヴェールとサリー、ジネットは海の方へ、私は町の中へと分かれた。



*



「すみません。
このあたりにシャルロさんとおっしゃる方の……」

「あぁ、あんたも視てもらいに来たんだな?」

「視てもらう…?」

私は、男の話の意味がわからず、ただ鸚鵡のように繰り返した。



「なんだ?違うのかい?
あんたが言ってるのは預言者シャルロのことじゃないのか?」

「預言者…?
私が探しているのは石や伝説にお詳しいシャルロさんなのですが…」

「う〜ん、じゃ、やっぱり預言者シャルロのことだと思うぜ。
ここをまっすぐ行って、あの赤い屋根を曲がった所にある雑貨屋がシャルロの店だ。」

私は男に礼を言うと、今、教えてもらったシャルロの店を訪ねた。



(「預言者」とは、一体何のことだ…?!)



シャルロの店はすぐにわかった。
なぜなら、曲がり角を曲がった先には一軒の店しかなかったからだ。
いろいろなものが雑多に並べられている。
店には人気がなく、店の奥には小さなテーブルと一対の椅子がひっそりとたたずんでいた。