十五の石の物語

「……その時は……
レヴさんにご相談されると良いですよ。
レヴさんはとても信頼出来る方です。
きっとあなたのお力になって下さいますよ。」

「………そうですね。
…そうさせていただきます。」



「その時は私に話して下さい。」

ヴェールにそう言ってもらえたらどれほど嬉しかっただろう…
そのまますぐにでもすべてを打ち明けてしまったかもしれない。

だが、ヴェールは自分ではなくレヴに相談するように言い、そのことがジネットの期待を大きく裏切った。



(ヴェールさんには、ネリーさんという大切な方がいらっしゃるからなのね。)


ジネットは、すべてが終わってしまったような気分を感じた。



「これからは、案内人を探すことだけに心を向けなさい」…ジネットは誰かにそう言われてるように思えた。



(それが私の背負った使命なのだわ…
運命には決して逆らうことは出来ないのだわ…)