この森を抜けると山のふもとに町があるという。
そんなに大きな町ではないが、そういえばその町に鉱山があるという話を以前聞いたような気がするとネリーが言うので、三人はその町に立ち寄ってみることにした。
まさか、キャストライトの鉱山ではないとは思うが、光る石の手掛りがみつかるかもしれないと考えたのだ。
次の日の朝、ネリーは旅立つヴェールに抱きつき、別れを惜しむ。
同じ種族のためか、それとも恋心なのか…?
私の目には、二人はとても親密な関係のように映った。
*
「ねぇ、ヴェール……な~んか良い感じじゃないの~?」
「何がですか?」
「何がって、ネリーさんとあんただよ。
なんだかすごくお似合いって感じだったよ!」
「そんなんじゃありませんよ。」
ヴェールは、あっさりとそう答えた。
(ネリーとヴェールが本当にうまくいってくれれば良いのだが…)
ネリーなら、同じ種族なのだから、ヴェールが森の民だからといって、何も気に病むことはない。
人間の娘に恋をして、ジネットの時のように傷付くよりはネリーとうまくいってくれれば良いのだが…
私は、ふとそんなことを考えた。
そんなに大きな町ではないが、そういえばその町に鉱山があるという話を以前聞いたような気がするとネリーが言うので、三人はその町に立ち寄ってみることにした。
まさか、キャストライトの鉱山ではないとは思うが、光る石の手掛りがみつかるかもしれないと考えたのだ。
次の日の朝、ネリーは旅立つヴェールに抱きつき、別れを惜しむ。
同じ種族のためか、それとも恋心なのか…?
私の目には、二人はとても親密な関係のように映った。
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「ねぇ、ヴェール……な~んか良い感じじゃないの~?」
「何がですか?」
「何がって、ネリーさんとあんただよ。
なんだかすごくお似合いって感じだったよ!」
「そんなんじゃありませんよ。」
ヴェールは、あっさりとそう答えた。
(ネリーとヴェールが本当にうまくいってくれれば良いのだが…)
ネリーなら、同じ種族なのだから、ヴェールが森の民だからといって、何も気に病むことはない。
人間の娘に恋をして、ジネットの時のように傷付くよりはネリーとうまくいってくれれば良いのだが…
私は、ふとそんなことを考えた。



