そうは言ったものの、まずどちらに進むかを私は決めかねていた。
「サリー、次の行き先は君に任せよう…」
「えっ?!あたしに?なんでさ?」
「理由はないが…」
サリーは少しブツブツと文句を言っていたが、適当に方角を決めた。
「じゃ…こっちで良いよ。」
私達はサリーの決めた方角に歩き出したが、行けども行けども山ばかりで何もなく、私達はもう何日歩き続けていた。
(こんなことなら自分で決めた方が良かったか…)
私は心の中で愚痴をこぼす。
「とにかくこの山を降りましょう。
麓へはそう遠くないはずです。」
ヴェールの持って生まれた方向感覚は疑いようもない。
しかし、まさかこんな険しい山続きだとは考えていなかったため、持っていた食糧もとうに底をつき、たまにみかける木の実等で飢えをしのいでいたが、私達の体力の消耗の度合いはかなり激しくなっていた。
中でもサリーは見た目にもはっきりわかる程、痩せて顔色も悪くなっていた。
「レヴ…あたし…なんだか……」
力ない声に振り返ると、サリーはそのままくずおれた。
「サリー、しっかりしろ!」
抱き起こしたサリーの身体が酷く熱い。
「ヴェール、サリーが酷い熱だ。
どこか水のある所を探そう!」
私がサリーを背中に背負い、ヴェールは水辺を探して先を進む。
しばらく行くと小さな川があった。
「レヴさん、あそこに川が…!」
私はその声に、残り少ない体力を振り絞って足を速めた。
川辺に一人の女性がおり、サリーを背負った私の姿を見ると、女性は私の傍に駆け寄って来た。
「どうなさいました?」
「連れの者が熱を出し、倒れてしまったのです。」
苦しむサリーの様子を見て、女性は「どうぞ、こちらへ」と言うと先に立った。
女性に着いて行くと、川から少し奥まった所に小さな家があるのが見えた。
「まぁ、ジネット!
一体どうしたの!」
家にいた年配の女性は、驚きながらも状況をすぐに見抜いた様子でてきぱきと動き回る。
サリーをベッドに運ぶと、あとは私達でやりますから…と、私達を部屋から追い出した。
「サリー、次の行き先は君に任せよう…」
「えっ?!あたしに?なんでさ?」
「理由はないが…」
サリーは少しブツブツと文句を言っていたが、適当に方角を決めた。
「じゃ…こっちで良いよ。」
私達はサリーの決めた方角に歩き出したが、行けども行けども山ばかりで何もなく、私達はもう何日歩き続けていた。
(こんなことなら自分で決めた方が良かったか…)
私は心の中で愚痴をこぼす。
「とにかくこの山を降りましょう。
麓へはそう遠くないはずです。」
ヴェールの持って生まれた方向感覚は疑いようもない。
しかし、まさかこんな険しい山続きだとは考えていなかったため、持っていた食糧もとうに底をつき、たまにみかける木の実等で飢えをしのいでいたが、私達の体力の消耗の度合いはかなり激しくなっていた。
中でもサリーは見た目にもはっきりわかる程、痩せて顔色も悪くなっていた。
「レヴ…あたし…なんだか……」
力ない声に振り返ると、サリーはそのままくずおれた。
「サリー、しっかりしろ!」
抱き起こしたサリーの身体が酷く熱い。
「ヴェール、サリーが酷い熱だ。
どこか水のある所を探そう!」
私がサリーを背中に背負い、ヴェールは水辺を探して先を進む。
しばらく行くと小さな川があった。
「レヴさん、あそこに川が…!」
私はその声に、残り少ない体力を振り絞って足を速めた。
川辺に一人の女性がおり、サリーを背負った私の姿を見ると、女性は私の傍に駆け寄って来た。
「どうなさいました?」
「連れの者が熱を出し、倒れてしまったのです。」
苦しむサリーの様子を見て、女性は「どうぞ、こちらへ」と言うと先に立った。
女性に着いて行くと、川から少し奥まった所に小さな家があるのが見えた。
「まぁ、ジネット!
一体どうしたの!」
家にいた年配の女性は、驚きながらも状況をすぐに見抜いた様子でてきぱきと動き回る。
サリーをベッドに運ぶと、あとは私達でやりますから…と、私達を部屋から追い出した。



