「それは!!」
私が差し出した木箱を見て、フィリップはとても驚き、そして喜んでいるとも困っているとも取れる複雑な表情を浮かべた。
明らかに何か躊躇っている様子で、フィリップはなかなかそれを受け取らなかった。
私もどうして良いかわからず、ただ黙って箱を持って彼が受け取るのを待っていた。
やがて、ようやく心が決まったのかして、私の手から木箱を受け取ったフィリップは、ゆっくりとその蓋を開けた。
中には茶色い油紙に包まれたものが入っていた。
フィリップは慎重かつ丁寧に油紙を開く。
「わぁ!綺麗…!」
油紙の中から出てきたのは透き通るような緑色の石だった。
「綺麗な石だねぇ……これ、エメラルド?」
「いや…これは……
……とりあえず、小屋へ戻ろうか…」
フィリップは少し動揺しているようだった。
小屋に帰り、ウィスキーの小瓶を取り出すと、フィリップはそれを一口あおった。
「……本当にみつかるとは思わなかったな…」
フィリップは口元を拭いながら、木箱をみつめ、ぽつりと呟いた。
「これ、木から離れた所にあったんだよ。
全然、木の根元じゃなかったよ。」
「そうか…
なんせずいぶんと昔のことだから思い違いをしてたのかもしれないな…
本当によくみつかったもんだ。」
「この石は…何か事情があるものなのですか?」
「そうだな…わけありといえばわけありだな…」
フィリップは石を手の平に乗せ、何かを思い出すようにその石をじっと見つめた。
私が差し出した木箱を見て、フィリップはとても驚き、そして喜んでいるとも困っているとも取れる複雑な表情を浮かべた。
明らかに何か躊躇っている様子で、フィリップはなかなかそれを受け取らなかった。
私もどうして良いかわからず、ただ黙って箱を持って彼が受け取るのを待っていた。
やがて、ようやく心が決まったのかして、私の手から木箱を受け取ったフィリップは、ゆっくりとその蓋を開けた。
中には茶色い油紙に包まれたものが入っていた。
フィリップは慎重かつ丁寧に油紙を開く。
「わぁ!綺麗…!」
油紙の中から出てきたのは透き通るような緑色の石だった。
「綺麗な石だねぇ……これ、エメラルド?」
「いや…これは……
……とりあえず、小屋へ戻ろうか…」
フィリップは少し動揺しているようだった。
小屋に帰り、ウィスキーの小瓶を取り出すと、フィリップはそれを一口あおった。
「……本当にみつかるとは思わなかったな…」
フィリップは口元を拭いながら、木箱をみつめ、ぽつりと呟いた。
「これ、木から離れた所にあったんだよ。
全然、木の根元じゃなかったよ。」
「そうか…
なんせずいぶんと昔のことだから思い違いをしてたのかもしれないな…
本当によくみつかったもんだ。」
「この石は…何か事情があるものなのですか?」
「そうだな…わけありといえばわけありだな…」
フィリップは石を手の平に乗せ、何かを思い出すようにその石をじっと見つめた。



