十五の石の物語





「レヴを探しに行こう!」

「ですが、サリーさん…こんな遅くにどこを探すというのです?
もう商店もとっくに閉まってるはずですよ」

「酒場ならまだ開いてるよ!
……あ…でも…」

「どうしたのですか?」

「レヴが出ていってから、あたし、何軒かはしごしたんだけどさ…
どこにもレヴはいなかった…」

サリーは、悲しそうな顔で小さく首を振る。



「レヴさんはお酒はお強いんですか?」

「……からっきしだね。」

「では、やはり違う店に行かれたのではないでしょうか?
そして…もしかしたらこの前のジャンさんのような人に出会ってしまったとか…」

「そうだと良いんだけど…
……でも、もしそうじゃないとしたら…?!
もし、レヴの身になにかあったら……あたしのせいだ…!!」

サリーはヴェール以上におろおろとして、そしてとても苛立っていた。



「何があったのかわかりませんが、あなたのせいではありませんよ。
もう少ししたら夜も明けます。
商店が開く時間になったら、すぐに探しにいきましょう。
それまでサリーさんは休んで下さい。」

「こんな時に眠れやしないよ!」

サリーの感情的な声が、部屋の中に響いた。