VALEN-TINE

「あたし、いろんな面に関してむくわれないのー!」

と茅莉乃。

「なんで。こんなにいい環境なのに。」

あたしがそっけなく返す。
それを見て不安な顔つきに見る見る変わっていく茅莉乃。

「ひなたがうらやましいんだ♪」

えっ?あたしを?あ、た、し、を?
茅莉乃はほぼ両思いなのに?
なんで?てかこっちの方が報われてないんだけど??

「知らないんだ?鈍いね~笑」

最後に微妙な笑みを見せ、あたしに目を向けた茅莉乃。
何のことだかわからないあたしははてなマークを点滅させて
誰かに助けを求めたい気持ちになった!
ライフラインプリーズミー!!
誰か!あたしのライフラインに答えてー!