VALEN-TINE

で、今に至るわけ。


「あの日ってさ、何で泣いてたの?」


「えっ!聞かないでよ~」


「聞くよ」


「小山くんて、やな人だったんだね・・。」


「そう悟るな、礼よ。」


「誰だよ。」


あたしたちはそういって最後に笑った。
小山くんはじゃぁやめとくよ、と納得してくれた。



小山くん、いい人だな。



あれから話してないけど、変わってない。