月の骨







 僕は今、学生時代に朔夜と一緒に来た丘の上で、満天の星空を眺めている。


 空にはいくつもの星が輝き、時折、流星が長い尾をひいて横切る。




 僕は天体望遠鏡をかついでこの丘までやって来た。