月の骨





「赤ちゃん、出来たんだ?」


 僕の喜びは頂点に達していた。


 僕は朔夜の前に膝をつき、彼女を抱き締める。


そして大きな朔夜のお腹に耳をあてた。





………とく、とく、とく。