家に帰ると玄関に派手なヒールと
子供用の靴が並んでいた。
・・・お姉ちゃんだ。
お姉ちゃんは私とは本当に正反対
今は18歳ですでに人妻。
なにしろ16歳で子供を作り
17歳に出産して結婚。
波乱万丈人生だ。
「あれ~?華音じゃんおかえり~」
金髪のサラサラのストレートが
無駄に綺麗だ。
腕の中にはもうすぐ2歳の美羽。
友達のいない私にとって
お姉ちゃんは家族である前に
親友だった。
「ただいま。」
さっきまでのことがあったせいで
お母さんやお姉ちゃんと目が
合わせられない。
そそくさと部屋に戻りベッドに
うつ伏せになる。
コンコン
「華音?入るよ~」
そういってお姉ちゃんがひょこっと
ドアの間から顔をだす。
「何?どうかしたの?」
軽くにらみながらそう言う。
「華音、なんかあった?」
さすが、同じ血が流れてるだけある。
姉妹の絆はやはり強いのだ。
「・・なにもないよ」
言えるはずがないじゃないか。
「ふーん。あのさ、アタシ16で子供
できて、お母さんもお父さんも
悲しませて迷惑かけたじゃん」
急にお姉ちゃんが話し出す。
「でもね、後悔はしてないかな」
「美羽が可愛いから?」
「それもあるけど・・。運命の人と
出会うときはひとそれぞれ違うから。
アタシはそれが早かっただけ。
大変なこととかいっぱいあったけどね
あのとき勇気だしてよかったとか
頑張ってよかったとか。
今になって思う。
後悔なんかしてないよ」
そう言って席をたちドアに手をかけた
「恋愛で後悔すんのだけは
かっこ悪いよ」
そう言って出て行った。

