朝の日差しが舞う中、しゃかしゃかと歯ブラシの音を立て

「竜、結亜ちゃんを待たせるんじゃないの」

朝からうるさい母だと思う。

そう、俺の名前は"白鳥竜"

「りゅーう、早くしてよね」

玄関先で待っている幼なじみの結亜

相変わらずうるさくて元気で…

そう心で浮かべてる内に

ドタドタと来る 結亜

「いい加減にしなさい、遅いわよ」

俺の手を勢いよく引きながら
俺はついて行く。