大将はそう言うと、勢いよく立ち上がった。

「私だって、斎藤大将(さいとうひろまさ)と同じクラスなんて嫌よ!」

小鳥も負けじと立ち上がった。

「「クラス替え希望!!」」

小鳥と大将の声が揃い、睨み合った。

「「実は仲良し?」」

美魅と璃里は顔を見合わせて首をかしげた。

「美魅!」「璃里!」

小鳥と大将が同時に一喝すると、対して気にもしてない顔で美魅と璃里はわざとらしく落ち込んだ。

「まあまあ、幼なじみなんだから仲良くしなさい?」

駿がお茶を手にしながら、やんわり言った。

「「無理!!」」

小鳥と大将は睨み合いながら叫んだ。