あんなやつ大嫌い

「私進学しないよ?」

「「えっ!?」」

小鳥だけではなく美魅と璃里も驚いて箸を止めた。

「私実業団に入るから。
スカウトされてるし。」

「いつの間に!?
ってか本気!?」

小鳥が驚いて言うと、悠里は当たり前のように頷いた。

「ほら、セッターって貴重じゃん?
なんか小鳥とのコンビで目をつけてもらったみたい。
それに、中学から恵まれた学校だったし。」

確かに悠里の中学は常にベスト8に名前が入る強豪校だった。

小鳥とのコンビが目をつけられたとはいえ、実業団からのスカウトは並大抵のものではないし、明らかに悠里自身の実力が認められた証だった。

「おめでとう、悠里!
早く教えてくれればお祝いしたのに♪」

「まだ決まってないし…
それに、私このインハイ次第だと思ってるからさ。」

悠里が珍しく真剣な表情で言った。