気付いて



初めての恋。

どうしていいのかわからない…。



「向こうはその気ないんじゃない?」


「やっぱり…そうなのかなぁ。」



ただいま、例の合コンに誘ってくれた親友の芽依(めい)に相談中。


「だって、あれから1ヶ月も経つじゃない。普通、1週間後には会ってるもんよ?」

「え、そういうもん?」

「そうよ!現に沙智だってずっと遊びに誘ってるじゃない。」

「あ、そういえばそうだね。」

「全く…。ほんと恋に疎いよねー、沙智って。」

「う…。芽依は、恋愛上級者だもんね。」


そう。芽依は、恋愛初心者の私でもわかるぐらい、かなりモテる。

男友達もたくさんいるし、合コンにもよく行くみたい。

そして今は彼氏作る気がないらしく、よく告白されてるみたいだけど、全部断っている。


「上級者って…。つぅか、沙智だって大学入ってからよく告白されてるじゃん。」

「いや…知らない人に告白されても…。」


はい、私、何度か呼び出しくらってます。

でも、男に興味のなかった私は、断り続けてました。


「まぁ、沙智は男に興味なかったもんね〜。」

「…はい。」

「そんな沙智が、今や一人の男性に悪戦苦闘とは。誘った甲斐があるわ〜。」

「…もう!また笑いのネタにしてるでしょー!」

「ごめんごめん、でも、あの合コンは沙智の為に開いてあげたんだから、頑張んなさいよー?」

「…うん。」


後日聞いた話、あの合コンは、あまりに男に興味を示さない私の為に、芽依が開いてくれたものらしい。


「…芽依。」

「んー?なーに?」

「…ありがとう。」

「ふふ、沙智の為なら何でもするわ。」

「…芽依〜!!!」

「ほらほら、泣かないの!」


ふふ、まさか、こんなに面白くなるなんて…。

彼氏作るより、沙智を見守ってる方が余程楽しいわ〜♪

沙智…応援してるからね♪