主の元へ帰るレインの足取りは軽く。 雨の日は、決まって2人で書斎に籠もり、寒いからと暖炉の前で紅茶を飲む。 夏の場合は暖炉がない風通しの良いレインの部屋で以下同文。 雨の音が好きだから、ジンは夜中になってもずっと降りしきる雨音を聞きながら本を読む。 そんな時間がなにより好きで、だから雨が降ると嬉しくなって。