「何をバカな事いってるの?あんたたち2人で生きていけるなんて カッコつけてんじゃないわよ! 世の中そんなに甘くないの!」 思いがけない言葉だった。 俺は、大粒の涙を流し、兄ちゃんは、ごめんなさいと言っていた。 「大丈夫よ。血はつながってなくてもね、 私たちは親子なの。 私はあなたたちのお母さんなんだから。 可愛い子供を捨てて出て行くなんて、出来ないわよ。」 それから、僕らの貧乏生活が始まった。