詩音は、男の子にしては綺麗すぎる手で一本のポテトをつまむと すぐに口にはいれず、光りにかざすようにして、じっくり観察を始めた。 指先でよじりながら、ポテトの観察は続く。 「あの…もしかして、ポテト食べたことないとか…?」