ここにある

詩音は隣のあたしに、まさに今、気づいたとばかりに目を見開いた。


それから、すぐに、いつものようにおだやかな表情を見せ

「んー…でも、今日お金持ってないや」

残念そうにうつむいた。


なんだか、無性に愛しさが込み上げてくる。